story
D.W.M.のフィロソフィー ―開発ストーリー #1―
D.W.M.は、こうして生まれた
「デザイン・価格・中身」すべてが研ぎ澄まされたコスメティクスを追求するD.W.M.。使うほど、肌とライフスタイルがどんどん本質的に変化していくプロダクトは、どのように生まれたのでしょうか。
本記事では、D.W.M.チーフブランディングオフィサーの中昌幸が経営するサロンから、D.W.M.誕生の背景をお伝えします。
―中さんご自身が現役の美容師で、これまでエステスペックの基礎化粧品を多数取り扱いされています。なぜ今、自分でコスメティクスを作りたいと思われたのでしょうか?
もともと取り扱っていたエステスペックのものは、中身にはこだわったものが多いのですがデザイン、価格、香りだったり、自分のなかでは少しバランスが悪いものが多くて。
ヘアスタイルをデザインする仕事をしているから、僕がデザインへのこだわりがすごく強いからかもしれないけれど、世の中にもっといいものを届けたいというか。
デザインがすごく研ぎ澄まされていたり、香りに癒されたり、中身もすごく感動して使い続けたいと思えるものを作りたいと思いました。
―ある化粧品との出会いが、D.W.M.誕生の原点だそうですね。
エステスペックの基礎化粧品を取り扱うなかで、D.W.M.ベースの基となる「微弱荷電製法*」の開発者である木村先生の化粧品に出会って。
*微弱荷電製法とは
微弱荷電とは、人間・動物・植物など生きているもの全てに流れている微弱な電流(生体電流)の源をなすものです。
D.W.M.のプロダクトでは微弱荷電製法を用い、製品に微弱荷電処理を施すことにより、化粧品における、界面活性剤や防腐剤の低減・成分の安定した均一分散・ 有用成分の浸透(※角質層まで)を実現しています。
先生の「お肌に悪いことはしない」という考え方、中身に対して嘘のないものづくり、どんな肌質の人でも気持ちよく、長く使い続けられる信頼性。
実際に使ってみると、それを裏付ける良さがわかる。どんどん肌が健康で美しくなっていくのを感じたので、これは間違いないなと。
率直に、感動したんです。それで「一度話をお伺いしたいです」とメールを送って会いに行きました。
実は「デザイン・価格・中身」のバランスが研ぎ澄まされた商品を作りたい。世の中の正義、すべてのお客様の正義になる商品を作りたいと、木村先生に熱く語ったら「それ面白いね」とおっしゃって、協力していただけることになりました。
―デザインの視点では、海外デザイナーによる世界共通の美意識を追求するボーダーレスな世界観が印象的です。これらを実現するために、D.W.M.のクリエイティブディレクション、アートディレクションを柳原照弘さんに依頼された理由は?
柳原さんは、作り出すデザインに無駄なものがないんです。プラスしていくデザインよりは、無駄を省いていくデザイン。それでいて普遍的な良さがあるというか。
僕は「Less is More* – 少ない方が豊かである」という考え方・美学を持っていて。柳原さんとは前に仕事でご一緒したのがきっかけですが、彼のシンプルで無駄のないデザイン、世界観に共感する部分は多いですね。
*建築家ミース・ファン・デル・ローエの言葉
あとは柳原さんの人間性。一緒に仕事をしたり食事に行ったりするなかで、真っ直ぐな人柄がいいなと感じる。そういう共感もありますよね。
最終的には僕は人だと思っていて。誰とやるかが大事だと思っているので。
―ブランドネームのD.W.M.も、柳原さんのアイデアだと聞きました。
その通りです。木村先生の技術・考え方をブランドに落とし込んだ時に、柳原さんのフィルターを通して「変化を伴う由来」としてダーウィンの進化論になぞらえて決めてくれました。
お肌の感覚や考え方、食生活や身体の所作などのライフスタイルまで。D.W.M.のプロダクトに触れることで、どんどんお客様が「本質的に変わっていく」という意味での変化を伴う由来ですよね。
柳原さんは僕のやりたい世界観の汲み取り方が上手いです。「こんな事をしたい」と伝えると、汲み取ってくれた上で提案してくれますし。
ブランドコンセプト提案時の資料
違うときは違うと言いますけど、それが少ないというか。基本的に「いいですね」と感じます。わかり合えているな、と。何回も一緒に仕事をしてる背景もあるかもしれないですけどね。
―木村先生との出会いから6年、柳原さんとの出会いから13年。D.W.M.は2021年11月にブランドデビューを迎えました。「すべての人にとって正義になるものを送り出したい」という熱意とともに、中さんが美を追求するエネルギーの源は?
僕はサロンも経営していて現役の美容師でもあるので、本当に心からお客様をキレイにしたいんです。どうやっても。キレイにするって、カットだけでは絶対にできないので。
肌のお手入れでいうと、質の高いエステスペックの基礎化粧品は本当に広告を出さないので、限られた人にしか届かないんですよ。
良いものを作っているなら広めた方が良いし、広める義務があると個人的には考えていて。そこで「広めるためにはどうしたら良いんだ?」と思って始まったのがD.W.M.です。
本当に幅広い知識を持った科学者の集大成と言われる技術で、エステ専売品と同じくらい高スペックの中身と、美意識が高い人の所有欲を満たすユニークで洗練されたデザイン。真摯な価格設定。
簡単にいうと「デザイン・価格・中身」の三角形がすごく研ぎ澄まされたものを作って、世の中の全ての人に対して善=良いものを送り出したい。その思いが形になったのが、D.W.M.のブランドということですね。
中がD.W.M.に必要と考える、研ぎ澄ませた「デザイン・価格・中身」の三角形とは。
続いて、ブランド思想のベースとなる「世の中のすべての人にとって、良いもの」は何か。その核心に迫っていきます。
開発ストーリー #2へ続く
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