story
D.W.M.のフィロソフィー ―開発ストーリー #2―
使うほど感じる、肌と生活の変化
世の中のすべての人にとって、良いものを送り出したい。これを実現して多くの人に届けるためには、D.W.M.の「デザイン・中身・価格」の三角形をバランスよく研ぎ澄ます必要がありました。
―D.W.M.チーフブランディングオフィサー 中昌幸―
前回のインタビューで何度も出てきた、中昌幸の印象的な言葉です。
なぜ、中は冒頭の言葉を繰り返すのでしょうか。一つひとつの言葉に込められた意図とは。
本記事では、D.W.M.を個性的なコスメティクスにする3要素「デザイン・価格・中身」とブランド思想のベースとなる「世の中のすべての人にとって、良いもの」とは何かについて掘り下げていきます。
―「良いもの」は、受け取る人によって多様な解釈が生まれる言葉だと思います。D.W.M.にとって「デザイン・価格・中身」それぞれの「良い」とは?まずはデザインについて。
好みによって良いと感じるものが変わってくる部分はもちろんあると思います。絵画を見ても、美しいと感じる作品は人によって違いますよね。だからD.W.M.が信じる「美しい」「良い」をデザインで表現しました。
例えば、5アイテム全部違うパッケージデザインは「化学式はデザイン的にも美しい」という価値観から着想を得てグラフィックに落とし込んでいます。
箱の素材や厚みも、開けるときの美しい体験をイメージして、お客様の良い気持ちに作用するようにデザインされているんですよ。
―化粧品において、なぜデザインにこだわるのですか?
プロダクトの中身に詳しくない人が多い中で、何を信じて買うか?そこはデザインも大きな要因の一つだと、僕は信じているんです。
D.W.M.ならボトルが「家の洗面台に置いてある」佇まいにテンションが上がるかどうか?お客様の生活が、D.W.M.のプロダクトの存在によって豊かになるか?という視点を大切にしています。
自分がヘアスタイルをデザインする仕事をしているから、デザインがもたらす力をすごく信じているんですよね。
中の経営するサロン iki
―続いて「価格が良い」について。D.W.M.の価格設定は、エステスペックの基礎化粧品でも大衆的な化粧品でもない、独自の美学で決められているように見えます。
確かに「世の中の商品と比べて安い・高い」という基準で決めた価格ではないですね。
上手に歳を重ねていくプロセスでお客様の「生活になくてはならないもの」にするために、どう中身やデザインにこだわるか?
すべてのバランスを追求した上で、できるだけ多くの人に手に取っていただけるような価格設定を模索しました。
―お客様のリアクションは、実際にいかがですか?
安いと言われることもあれば、高いと言われることもあります。どちらの意見も正解です。
高いと感じるお客様に関しては、背伸びして使いたくなるブランドでありたいなと思いますね。自分へのご褒美や大切な人へのプレゼントなどで。
逆に今まで高価なクリニック化粧品を使ってきたお客様に対しては、手に取りやすい価格に近づける努力をしました。
だから、まずは1本使ってみてほしいですね。長期的に見ると、本当に実感できますから。
―最後にD.W.M.にとって「中身が良い」とは?
「長い間、不安なく、安心して使える」ことです。
例えば肌が弱い人でも安心して使えるとか、それこそ長期的に見るとシミやシワの原因になるような界面活性剤をできるだけ排除しようとか。
―使ってすぐの実感よりも、あえて長期的な使用を前提とした設計と聞きました。
短期で実感できるように、保湿感などをもたせることも可能でした。
でも僕は「使ったその瞬間」ではなくて、長期的にお客様の肌の健康を考え尽くして作った商品かどうか?という視点が本質的に重要だと考えているので。
D.W.M.で協力していただいている木村先生が開発した微弱荷電製法*は、まさにその考えを体現するものです。
*微弱荷電製法とは
微弱荷電とは、人間・動物・植物など生きているもの全てに流れている微弱な電流(生体電流)の源のことです。
D.W.M.のプロダクトでは微弱荷電製法を用い、製品に微弱荷電処理を施すことにより、化粧品における、界面活性剤や防腐剤の低減・成分の安定した均一分散・ 有用成分の浸透(※角質層まで)を実現しています。
実感するまで個人差はありますが、長期的な肌の健康を考えて、肌に負担のかかる成分を極力使わずに長く使うほどキレイになる。本当に素晴らしい技術だなと思います。
静かに、熱い話をする中がD.W.M.を通して本当に実現したいこととは。
お客様の「肌を美しくする」その先にあるようです。
開発ストーリー #3へ続く
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